千葉県富津市のこれからの取り組みについて

・9月21日の毎日新聞で、「富津市が18年度に破綻の恐れ」との報道がありましたが、やはり市に対してはその後多くの問い合わせや、ご意見が寄せられているとのことです。

 

・報道の内容は、2013〜19年度の中期収支見込みにおいて、15年度決算で実質収支が赤字となり、18年度には財政再生団体に転落する見通しであるというもので、15年度には市の貯金にあたる財政調整基金が底をつくなど厳しい状況にある…という内容となっております。

 

・市では14日に写真のような説明を行い、15日から「市の財政状況と経営改革」に係る住民説明会を開催するとのことです。

 

・その中には「中期的な収支見込みを踏まえ、持続可能な行政運営に転換するため、改革を実行」とあり、

 

1.将来に向けての財政基準の作成及び実行

2.公共施設の見直し

3.事務事業の聖域なき抜本的な見直しとしての・税収の確保・職員数の削減・行政サービスの見直し・受益者負担の見直し・民間企業・団体の活用が挙げられております。

 

・夕張市の財政再建計画のように約353億円の実質赤字を解消するという、非常に厳しい状況とは違うこととは思いますが、少なくともこの説明書にあるように

 

『直近の平成27年度の実質収支において赤字が見込まれる3億2400万の解消』

また

『平成27年度から平成31年度までの財源不足額28億円の解消』

に向けた行財政対策を行わなければならないものと考えます。

 

・また、市の説明にある『財政調整基金』への繰り入れ額を確保するとすれば、28億+財政調整基金繰り入れ分の対策が必要になります。

 

・夕張市の財政再建計画は、前述したとおり巨額の実質赤字を18年間で解消するとしたことから、「極めて強い薬」であり、今なお「副作用」が現れ続けていると言っても過言ではありません。また、市民が主体的に計画策定議論に関われる状況でもありませんでした。

 

・今後、富津市においてはまず行政側での検討、併せて行政経営に指識見を有する委員5名により構成される富津市経営改革会議により、大まかな方向付けがなされるものと思います。

 

・市には単なる収支の帳尻合わせとならぬような対策、議会との積極的な討議、市民が主体的に事業や予算の必要性の確認、取捨選択など、検討に参加する仕組みづくりを行って頂きたいと考えます。

 

・夕張市は全国唯一の財政再生団体ですので、今般の富津市の報道後、「夕張市が財政再建を行う中で起きたこと(課題)」をまとめて欲しい旨のご依頼を受けておりました。

 

・ほぼまとまりましたが、やはり取りまとめていると財政運営の目標、まちづくりの目標両にらみでの取組みを丁寧に行う必要があること、また市民の皆様に「当事者意識」をもってこの事態を受け止めて頂くことが大切だと感じたところです。

 

・富津市の取り組みについては、今後とも注視してまいりたいと思います。

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