第5回夕張市高等学校対策委員会を傍聴しました

・5月26日(月)午後6時から夕張中学校で開催された、第5回夕張市高等学校対策委員会を傍聴してまいりました。

 

・この委員会は夕張市内の生徒の減少を踏まえた北海道夕張高等学校の今後のあり方について、よりよい方向性を考えるため、市教委、各学校長、PTA、市議会議員及び農業・商工・労働・市民の各団体代表により構成されております。

 

・夕張高校を取り巻く課題としては、北海道教育委員会が平成18年8月に策定した「新たな高校教育に関する指針」により、教育内容の改善・充実、教育制度等の改善など「高校教育のあるべき姿」に基づき、「高校配置のあり方(教育水準の維持向上を図る高校配置)」が示されてきた経過の中で、夕張高校は第1学年3学級以下の高校であり、『再編整備』の対象にあることです。

 

・再編整備とは近隣高校との再編や、地理的状況等から再編が困難かつ、地元からの進学率が高い場合は「地域キャンパス校」化するというものです。

協議・現状報告

・委員会の委員長である教育長からは、4月23日に岩見沢市で開催された平成26年度(第1回)公立高等学校配置計画地域別検討協議会での説明事項、出席者からの意見などの報告とともに「配置計画(案)は6月上旬に発表される模様。本年1月には平成27年度の進路希望の状況など道教委とも情報交換しており、近年の夕張高校への進学率と照らしても2学級確保が必要な状況。生徒の希望に沿い地元で受け入れる体制が必要である。」とのお話がありました。

 

・また夕張中学校からの報告では、「平成26年度の3年生は65名。4月に進路希望調査を行った。5~6名の未定者があったが、夕張高校への進学希望率が近年とほぼ同じで、40名以上となることは間違いない。2間口確保について実現して頂きたいと考えている。配置計画(案)が発表された際には再度調査をしたい。」

 

・また夕張高校からは「地域に高校が1つしかないからそこに進学する~のではなく、選ばれ、誇れ、信頼される学校づくりをしているところ。市内の学校間連携に留まらず、地域との連携も重視しており、それぞれの連携を通じて学校同士を強くしていきたい。」と、現状報告があったところです。

委員会のまとめ

・それぞれの報告・説明などについて委員からの質問などはありませんでしたが、委員長(教育長)から、これまでの道教委への現状報告及び要望が6月に発表される配置計画(案)に万が一反映されないようなことがあれば、然るべき対応が必要になることを委員会の総意としたい旨の提案があり、了承されました。

 

・また現在の配置計画については地域キャンパス校も第1学年の在籍者が20人未満となり、その後の生徒数の増も見込めない場合再編整備(募集停止)の対象となるもので、夕張市においても将来直面する課題であり、今後の本委員会ではこれらの課題について学習・協議していきたいとのお話があり、この日の委員会は終了となりました。

 

・私も中学生の保護者の皆様とお話しする機会がありますが、間口増とならなかった場合に備えて、生徒の進学(市外)を考えている状況は既に見受けられると伺います。

 

・それぞれ希望に沿って進路を決めて頂くことは大切ですが、一方他の自治体と比べて環境の違い(近隣市町への通学は極めて困難)が大きい夕張だけに、市外高校への進学は経済的負担も大きくなるのが現状です。

 

・生徒数が減少の一途を辿る中で、新たな高校教育に関する指針により高校配置のあり方が定められておりますが、一方では数合わせの議論の犠牲を強いられている地域があるとも受け止められます。

・高校の配置・高校間連携・通学・就学に対する公的支援などあらゆる面から、生徒の減少地域における高校教育の確保・充実について安心できるものにしていくことが必要です。

 

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