2013自治講座「人口減少の街づくりを考える」に参加してまいりました

当日のプログラム

≪第1部≫ 基調講演

「人口減少下のまちづくりを考える‐世代・家族・コミュニティから見通す地域の未来」

講師:山下祐介 氏(首都大学東京准教授)

≪第2部≫ パネルディスカッション

     (事例報告とディスカッション)

 

      大野剛志 氏 (旭川大学准教授)

      畔木善久 氏 (これぞ小清水実行委員会)

      福村一広 氏 (ニセコ町企画環境課長)

      山下祐介 氏 (首都大学東京准教授)

  司会  佐藤克廣 氏 

     (北海学園大学教授・北海道地自法自治研究所理事長)

・11月22日(金)、札幌にて開催された2013自治講座「人口減少の街づくりを考える」に参加してまいりました。
・当日は上記のプログラムの内容で講座が行われました。
 
・基調講演では佐藤先生から
「そもそも、過疎問題は国の制度矛盾が導き出した問題:対外的な経済競争・貿易摩擦の中で、ある産業を削り、ある産業を重視した結果生じた人口の大きな偏り。この偏りを作ることで経済大国を維持している。」として、
「経済効率性ではなく地域の存続性」を各地域での問題の確認・整理、地域維持のための実践づくり、必要条件の洗い出しから求めていくことが急務!とのお話がありました。
 
・また第2部のパネルディスカッションでは
『町おこし活動のご紹介~小清水町~』~畔木氏・『ニセコ町デマンドバス事業の概要と背景について』~福村氏・『道内過疎地のまちづくり、道の集落支援事業』~大野氏から、それぞれ取組事例などの報告があり、その後パネルディスカッションが行われました。
・小清水町の場合、町おこし活動の情報が企業に繋がり、閉校した小学校2校への工場進出に結び付いたこと、ニセコ町ではデマンドバス導入の背景には、観光客も含むバス利便性の向上を目指したこと、高齢者福祉・健康増進・商店街の活性化という観点から『出歩き機会の向上』を目指したものでもあることなども紹介して頂きました。
 
 

 

・また、大野氏からは道内過疎地のまちづくり全般についての事例紹介がありましたが、その中で北海道内自治体の高齢化率についての紹介もありました。もちろん夕張市は全国の市の中で、北海道で、最も高齢化率が高いのですが、あらためて皆さんにご紹介したいのが、旧産炭地自治体が上位に集中している点です。

・前段の基調講演で講師を務められた首都東京大学の山下祐介准教授(『限界集落の真実-過疎の村は消えるか?』の著者でもあります)のお話にもあったとおり、ある産業を削りある産業を重視した結果生じた人口の偏りを如実に表しているものと言えるのではないでしょうか。

・先生のお話にあったように家族・集落、自治体、国が有機的に重なりあって展開してきた問題なので、相互に重なり合い、調整しあって対応しないと、問題は解決しえない~本当にその通りであると感じました。

・そのためには人口減少下のまちづくりの将来像、今後の課題の推移と対応、そこに対する国の支援のありかたなどを夕張市としてもしっかりとまとめていかなければなりません。

 

・また現在夕張市ではコンパクトシティ計画を進めておりますが、「コンパクトシティ化は住んでいる人もいいと思えることが大切」と先生もお話されておりましたので、今後さらに具体的に作業を進めるにあたって重要な課題であると感じました。

 

 

 

アクセスカウンター